珈琲豆の収穫が見たいなぁ・・・
珈琲の自家焙煎に取り掛かって丸5年。
生豆は、東京の"winwin本舗"さまを利用させていただいています。
で、いざ生豆を購入する際には、サイトで豆の産地や種別などの情報のページを読みます。
その生豆の情報を読むたびに
遠〜ぉい昔、確か、小学生の時に習ったような・・・、そうそう
「コーヒーベルト」!!
あの赤道直下の国で、それも高い高い山の農園で、コーヒーが育つんだなぁ、
樹とか、成ってるところとか、収穫してからの発酵方法とか・・・
字じゃなくて、誰かから写真で教わるんじゃなくて、
いつか自分のこの目で見てみたいな、と思うようになりました。
行き先は、久しぶりの独り海外&治安を考慮し、
IndonesiaのBali Islandに決定!
1軒目、2軒目共に自分でwebで検索して探した、coffee farmとcoffee plantationです。
JUL 2018 in Bali ver.
私の珈琲生豆の出荷までの工程を学んだ記録です。
まず、初めに驚いたのが珈琲の花
こんなに可憐でさらに真っ白で、香りはと〜っても甘いんですよ
パクパクっと食べちゃいたいくらい
そして こちらの赤い実が coffee cherry
食べて食べて、と嬉しそうに勧めていただいたので、パクリ
そう読んで字の如く、さくらんぼ、なんです。
外はカリッと薄皮で、中の実は甘酸っぱくてとっても美味しいぃ
アメリカンチェリー好きの私にとっては、ずーーーーーっと食べ続けられるような味でした。
cherryの仲間では、ダントツの1位に決定
※写真はアラビカ(Arabia)種の実
では、この実が成っている様子。。。
先ほどの花の写真をご覧いただきましたが、花が咲いた後に実が成るので、同様にこんな感じデス。
節のところに、モコモコっと、”たわわ”に成ります
もちろん、一粒一粒、手でもぎ取ります。
写真上:アラビカ(Arabia)種、写真下:ロブスター種(Robusuta)
葉の大きさも葉脈も、実の大きさ・色も異なりますね。
1軒目の農園は、アラビカ(Arabia)種:ロブスター(Robusuta)種= 90%:10%、
2軒目は、アラビカ(Arabia)種が100%だそうです。
※baliでは、標高の関係から、アラビカ(Arabia)種の方が良く育つそうです。
natural精製の場合、コーヒーの皮&実付きのまま、天日干し
ウォッシュドの場合はこの "マシン" にかけます・・・
う〜〜〜ん、超アナログで少々びっくりしました(笑
※1軒目の農園は、Baliで消費するコーヒーを精製しているので少々衛生面はイージー、かな(自己所見)
★ここで少々お話を脱線します。
Baliで一般的に飲まれるコーヒーは、バリコーヒーといい、
1)コーヒーの粉をカップに直接入れくるくるかき混ぜてから沈殿するのを待って、上澄みを頂く
2)ティーサーバーに粉砕したコーヒーの粉とお湯を入れ、メッシュフィルターで漉してからカップに注いで頂く
という訳で、
私が見学したfarm&plantationは、貴重な「ドリップコーヒー用」のコーヒー豆です。
1軒目は、バリ島内で「ドリップコーヒー」の専門カフェの自主農場
2軒目は、バリ島北部のリゾートホテルのお客様用兼オランダで市販している輸出用で、
さらにorganic、です。
私が学んできたのは、あくまでも日本及び欧米諸国で嗜まれているドリップコーヒー用の
コーヒー豆の精製方法ですバリ島には他に Kopi Luwak というコーヒーがありますが、
それとも全く異なります。
分別機に掛けます
そうすると、あら不思議コーヒー豆(種)は左側へ、皮&実は右側に分かれるそうですw
果実の皮は 植物の栽培時の肥料に使用します。
コーヒー豆(種)はお天道様で乾燥させます
バリ島の高原では日差しが弱く、トラックで海岸まで運び、強い日差しで乾燥&発酵させます。
それじゃ大変ってことで、ビニールハウスで実験中だそうです。
上手くいくといいですね。成功、より良いコーヒーの完成を心から祈るばかりです。
さぁ、最終です。
欠点豆を除くため、手でピッキングします
気の遠くなるような作業です、頭が下がります。
こちらは2軒目に見学したfarm&plantationですが
オランダへの輸出用ですので、とても丁寧に作業されていました。
A.オランダ行き、B.バリ島用、C.欠点豆、だそうです。
以下は、精製前と精製後
写真上:natural(水洗い無しver.)、写真下:washed(水洗いver.)
日本語ガイドをしてくださった”Mr.OKI"の呟き。。。
--- 私はバリ人ですが、バリ島でこんなコーヒーが精製されていることも知らなかったし、
--- コーヒー豆の発酵&焙煎もとても勉強に成りました。
--- 何よりもこのコーヒーはなんて美味しいんだ。
--- ありがとう!kokoちゃんのお陰だ!!心から感謝するよ!!!
と言われて、嬉しいやらこそばゆいやら(笑
2日連続で車で数時間、散々走ってくれて感謝しているのはこっちなんですけどね
日本に帰ってきてから自分のノートと写真、そして記憶を合わせ、なんとかまとめることが出来ました。
愛すべきgreen beans
でも香りがね・・・足らないんです、残念ながら
青臭い、でもその中にある、香りの元が、見当たらない。
収穫、発酵、ピッキングの工程。
通しで見ることは出来たけど、ここでも不完全燃焼。
もっと突っ込んで質問したかったことは沢山ありました。
あまりの嬉しさと感動のあまり、自分のテンションが上がり過ぎてしまって
なので、リベンジします!
世界最高棒のコーヒーの国へ。
ひとまず、今回は第一弾として、「完」。
次回に、ぜひ、乞うご期待くださいませ!!
★ブログ ”cacao and coffee farm trip 2018 in Bali” もどうぞ合わせてご覧くださいませ
(UP予定:Aug 2018)
※Indonesia Baliで訪れた coffee farm 2軒で、珈琲生豆の”栽培” 、"収穫" 、"発酵"の工程を見学した際にヒアリングした事を私の知識と見解でまとめたものです。
※現地のBali人の日本語通訳を介してのやり取りでしたので、私の理解&認識不足による、言語表現などの誤りがあるかも知れません。関係者の皆さま何卒ご了承くださいませ。
※ 珈琲生豆が出荷されるまでの工程を説明することを目的に、2ツ農場で撮影した写真をランダムに使用させていただいております。農場については固有名詞を非公開とさせていただきます。なお、写真及び文章全ての著作権は、maisonde koko のkokoに帰属します。事前にご一報いただいた場合の転載につきましては、利用方法などを含め、ご相談を承ります。ご連絡及びご相談が一切無いまま、本サイトに掲載されている内容の一部全部に関わらず、無断使用を発見した場合は、即、法的処置を取らせていただきます。くれぐれもご理解ください。
JUL 2018
maison de koko